“おまじない” は小さな魔法。
ちょっとした願いなら、かならず叶えてきた。それが幼い頃の小さな誇り・・・・。

――あしたのおべんとうに、ハンバーグがありますように。
――ケンカしたともだちと、なかなおりできますように。
――かえりみち、いつもほえるイヌがほえませんように。

『まなぶくんの“おまじない”って、ほんとうにすごいねっ!』
幼い昔・・・・“おまじない”は本当にあると信じていた。“おまじない”は小さな魔法。 ちょっとした願いなら、かならず叶えてきた。それが幼い頃の小さな誇り。そんな少年時代から、10年以上の歳月が流れ 今では“おまじない”のことも、過去の記憶になりつつあった頃。 学園最後の夏休み。のんびりと流れていた筈の時間は、知らぬ間に加速していた。

――クラスメイトの転校。
――隣に引っ越してきた同級生。
別れと出会いをきっかけに、気になり始めた女の子たち。
彼は、忘れかけていたモノを試そうと考える。 果たして“おまじない”の力は・・・・彼女との未来へ導いてくれるのだろうか?

―――ねがいの魔法―――


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